第2025話「侵入者との激闘」

今は昔(今となっては、もぉ、昔のことだが)
むこの山に號ありけり(六甲山に、桂城號というスパークする一般ピーポーがおった。とさ。)

これは、號の激闘の記録である。



それは、今日お昼頃の事じゃった。

役所を三つほど回るお仕事、その二つ目の用事を終えたときのこと。
ネオコウベシティへの帰路のため、国道2号線へ向かっていた。
梅雨フロンティアの影響か、チと蒸し暑かったので運転席側窓をフルオープンで走っていたンよ。
うむッ、入ってくる風は割かしさやわか爽やかやなあ…


すると…

何か小さな黒い物体が、サイドミラーに「カンッ←割と大きな音」と当たって、足元に落ちた。
「砂利石でも跳ねてきたか?」
と、ちょうど赤信号に引っかかったので、何気なく見ると…


虫だ。

虫だッ。

虫だッッ!!

GYYYYAAAAAAHHHHHHHッ!!!

お、俺の大ッッ嫌いな虫がッΣ( ̄□ ̄;)

全身真っ黒な、正体不明の(とゆーより、俺が無知なだけ)羽虫だッ。

サイドミラーに当たった衝撃で、今のところは痙攣している。足元でひっくり返って、見事な痙攣状態だ。

「待て待て待てッ、カンベンしてくれよ…」
そぉ思いながら、信号を確認しながら監視していると…

くるッ
ブン…ブゥゥゥン…


SHAYYYAAAAAHHHHHッ!!
ふッ、復活しやがったッ!!

この號の全身に戦慄が走るッ!

平然を装って運転するが、我が魂には全身と同じく戦慄がッ。

「頼むから、裾から進入してくるなよ…」
祈らずにはいられないッ!

そのとき、奇跡は起こった。

国道2号線の交差点で赤信号。
ジャストタイミングッ!!
この信号はしばらく猶予があるッ!
この隙に、大ッッ嫌いなこの虫君を、室外へ放り出すのだッ!

まだ本調子じゃあない虫っ子に一応の牽制技を仕掛ける。うまくいけばお慰みだ。


神速ッ!フィンガースマッシュッ!!!よーするにデコピンの要領で繰り出す技

ちぃっ!動揺して狙いが定まらないッ!精神コマンド「必中」を持たぬ身を呪う…

おいッ!こっちに来るンじゃあないッ!!

あっちいけッ!!

もはや、手段を選ンでいるときじゃあないッ。

サンライトイエロー(山吹色の)桂城キィィィィックッ!!

こンな狭い室内で、僅かなひとときで、このよぉな降ってわいた激闘。ジョジョのキャラクター達の気持ちがよくわかるよ。

(お隣にトラックが同様に信号待ちしていたが、きっと俺の激闘っぷりを見て、怪しい男、と思ったろうな。)

アオッ!信号が変わったッ。

ドちくしょうめッ!勝負は一時お預けだッ。


ッて、まだ生きておったかッ!!

落ち着け、落ち着け號ッ。落ち着いて状況を把握するのだ…

自分の技を信じろ。自分の魂を信じろッ。自分自身を信じろッ!


一時待避所発見ッ!

これだァァァッ!!

クルマを静止させる。


フッフッフ、どぉやら最後に笑うのは、この俺のよぉだったなッ、ミスター(ニヤリ)

後方確認の後、運転席ドアをオープン・アップッ。


お前はよくやったよ…
その重傷の身で、よくここまで戦ったよ。
だが俺には、強い味方がついている…
友、仲間、相棒、ライバル…
みンなが、俺に力を与えてくれたから、
お前をちょっぴり上回って、
お前に勝つことが出来た…
お前の健闘は、俺の記憶に残ることだろう、ちょっと間…


これで最後だッ!!

ファイナルッ!桂城キィィィィィィィィィーックッ!!






…戦いは終わった。俺の全身全霊をかけた戦いが。
色ンな生命をかけて戦った。












まッ、彼奴を弔うことなく、俺は阪神高速を目指して走り去ったがね。

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